スローフード運動とは

スローフード運動は北イタリアの小さな町で生まれました。
世界何処でもその土地土地の伝統的な食材や調理法を大切にし、昔からの味、食の多様性を守って行こうという考え方です。

シンボルマークのカタツムリのようにゆっくり生き、ゆっくり感動しながら味わい、ゆっくり考えながら行動する21世紀型の生き方そのものを提唱、広げて行こうとするものです。
20世紀の経済優先、効率優先、成長優先に対するアンチテーゼでもあります。

活動の柱は昔ながらの食材や種を発掘・保存して行こうという「箱船」運動、それら貴重な種を保存供給してくれる「小さな生産者を保護する運動」、ファーストフードに慣らされて失いかかっている感性を再発見する「味覚教育」です。
その3つの柱に付随して各種食材の試食会や講演会などなどの活動を通して、伝統的な地域の食材を広め、その保存方法や調理法などなどの地域の食文化を、ひいてはそれに合った持続的生活様式の再構築を目指す運動です。
「甘くて美味しい」という感覚のみから脱し、「苦いけど懐かしい」「渋いけどほのぼのする」「酸っぱくてすがすがしい」「しょっぱくて味が引き締まる」「このエグイのがたまらなく美味い」等々、舌の感性を再発見する活動を広めてゆきます。
→ スローフードガイド(PDF)のダウンロードはこちら

組織機構

イタリアに国際本部を持つスローフードインターナショナルは、世界160ヵ国、100万人以上のネットワークを持つ、世界規模の組織です。
国際連合やEU本部などの、世界各国の行政機関への政策提言や行政と連携した事業展開など、世界の農林水産行政や食文化に大きな影響を与えています。
スローフードの活動が活発に行われている国には、国ごとに運営組織を作り、特徴にあった運営を行います。
日本スローフード協会は日本国内におけるスローフード運営組織です。

その他日本各地に支部が存在します。
支部の事を「コンヴィヴィウム」といいます。
宮崎・綾スローフード協会はその一つです。

テッラ・マードレ【母なる大地】

テッラ・マードレ(母なる大地)はスローフードが発案した生産者会議です。
サローネ・デル・グストと同時開催であるテッタ・マードレは、地位の小規模農産物生産を未来へ継承する為に、生産者、料理人、研究者、活動家、若者が一体となる世界的にも稀有な会議です。
世界中から地域の食を持ち寄り、展示・販売。また会場の至る場所で、食の講演会やワークショップなどが行われ、見て・食べて・感じて学ぶ場がつくられています。
それぞれの場で地域の食を守る人たちが2年に一度集い、情報交換をし、活力を得て、また地域へと帰っていくそして共に「母なる大地」に生きる人たちの集まりです。